理事長所信

2012年度理事長 佐久間 稔


意気 〜変化を恐れず、変革へ飛び込もう〜

《はじめに》
 この山武の地に青年会議所の灯がともってから、40余年の歳月が経過しました。その間、地域も社会も移り変わってきましたが、現在の私たちは2011年3月11日の震災の爪跡やそれに伴うエネルギー問題をはじめとするさまざまな社会的問題、また世界的な経済の再編の動きなど、近年にない大きな変化の中にいると言えるでしょう。
 そんな激動とも言える変化の激しさのためか、この地域も、そして私たち東金JCも少し疲れ、元気を失っているように感じます。そして原因を景気が悪い、政治が悪いなどと外的な要因に求めてしまいがちです。
 私達は一人で生きているのではなく、地域や国家、そして世界を構成する一員です。
 その中で起こる良いことも悪いこともそれぞれの行動の結果と言えます。だからこそ、一人ひとりが少しずつ「公」の部分を持ち、気概をもって社会に参画し、変化する社会に意思を反映させていくことこそが求められているのです。
 まずはJAYCEEとしてそれぞれが意気込みを持ち、積極的に自らを磨き、JC活動や地域社会へ参画し、そこで若者らしく前向きな活動をすることで運動を伝播させていこうではありませんか。そして地域住民の皆が地域のことを考え、交流することで、手をとりあい笑いあえる地域を作ることできます。それこそが私たちの使命であり、明るい豊かな社会につながると確信します。

《まちづくり》
 まちづくり、と一言でいいますが、非常に広い意味合いを持っています。その中で、今我々に求められているのは地域を元気にすることと、住民それぞれが地域のことを考え、行動する自律型社会の実現への運動であると言えます。
 地域を元気にする運動として、2010年、2011年と続いた「さんぶNo.1グランプリ」を本年も開催いたします。当会議所では、近年は継続的な事業を行っていませんでしたが、事業自体のブランド化や、地域への波及効果など続けることで効果を高める部分も多くあると感じ、本年も(社)東金青年会議所主催として行います。そのなかで、まちの特産、名産の掘り起こしや観光の発展の一翼を担うとともに、地域の人々と協働したまちづくりを実現していきます。
 そして、広域な活動エリアをもちかつ中正な立場をもつ団体として、住民の社会参画を推進していきたいと思います。2010年度にこの地域で実施された市町の首長選挙において公開討論会を主催し、判断材料の提供や投票率のアップに貢献しました。その延長として、当時出されたマニフェストや公約の実施度合いを調査し、実施できた部分については検証をし、未だ実施されていない部分についてはどのように実施されていくのかを明らかにしていく必要があります。その中で地域社会についての考察を深くし、またそれを発信していく事で、住民それぞれが携わり、責任をもつ社会の実現に向けた活動になると確信します。
 また、2011年3月に起こった東日本大震災の爪跡は、我々の活動エリアである山武郡市では一応の落ち着きを見せていますが、被害の激しかった地域においては今なお復旧・復興が進んでいません。そのような地域に対し、日本JCや関東地区協議会、千葉ブロック協議会と協働した支援や、ボランティアなどの支援を行ってまいります。

《ひとづくり》
 現在では学ぶ機会は沢山与えられています。インターネットで検索すれば大抵のことは答えを見つけることができ、セミナーや教室なども多様なものが開催されています。そんな中で私たちは新たな学びを見つけ、時代に即したやり方を提示していかなくてはなりません。
 また、経済状況の厳しいこの時代、青年経済人としての我々にとって、基盤となるのはやはり各々の企業だと言えます。どのような社会活動をするにしても、企業がしっかりと運営出来ていなければ全てにおいて滞ってしまうことでしょう。
 それを踏まえ、本年においては、一つには仕事に繋がるビジネスに特化した研修を行います。そこで得たスキルを各々の企業に持ち帰り、役立てることそれぞれの企業の隆盛を図っていただきたいと思います。
 もう一つとしては人間力を強化する研修を行います。色々な活動をする中で、自らが持てる力を発揮するためには日頃からのトレーニングが必要とされます。様々な場面で活躍できる人材を育成できるプログラムを行い、生きる力を養成していきます。
 経済的、人間的な力をつけることで、余力を生み、地域活動に対する貢献など豊かな人生を構築する源泉とすることができるのです。

《青年会議所として》
 全国的な傾向でもありますが、当青年会議所においても会員の減少が大きな問題となっています。
 会員の拡大は、事業遂行の為の力であり、活動の原動力といっても過言ではありません。より大きな社会的影響をもたらすには、多くの人数を集めて臨むことが現実的だといえます。本年においてはまず10名の拡大を目標とし、魅力的な例会や事業を行い、またそれを発信し、メンバーには一人ひとりが(社)東金青年会議所の目的、活動をもう一度よく理解していただき、一丸となって取り組んでいきます。
 また、我々は公益社団法人制度改革の選択を目前にし、新法人への移行を実行すべく定款の改正、予算執行の見直し等、取得に向け進めて参ります。ただ、これらの移行を取得のための取得とせず、透明性をもった健全な運営をするための体制作りとして捉え、そこから地域に必要とされる活動のため今一度の見直しをする機会とすべきであります。

《終わりに》
 日々変化していく世の中ですが、変化には良い変化もあれば悪い変化もあります。その変化を漫然と受け入れているだけではなく強い意思を持って作っていくとき、それは変革となります。
 いきなり大きな変革をもたらすことは出来なくとも、まずは自分が少しだけ変わることで世界は変わっていきます。我々は青年として恐れることなく活動をし、様々な場面に飛び込みましょう。出来ないかもしれないという時もあるかもしれません。しかし、どんなことも避けて通っては身に付きません。ぶつかっていった時にこそ得るものがあり、乗り越えることで自らの望んだ形に変える事が可能になるのです。
 その指針として、青年会議所がこれまで培ってきた歴史や理念、また地域に住んでいる自らの経験やネットワークがあります。学び、考え、気概をもち、そこから生み出されるビジョンに向かって進む時、初めて変化を変革に出来るのです。

 変化を恐れず、変革を求め、臆することなく運動をしようではありませんか!
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